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先日、高校生 ICT Conference in 札幌というイベントに参加したお話です。

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先日、高校生 ICT Conference in 札幌というイベントに参加したお話です。

その名の通り、高校生が集まって議論したりするっていうイベントで、大きなテーマをもとに即興のグループで話し合い、最終的に 3 分ちょっとでプレゼンテーションをするっていう流れです。

このイベントは全国で行われていて、今回の札幌で一通り終わったところ、ということでした。この後、全国から代表が集まって意見をまとめて、最終的には内閣府・総務省・文科省などに代表者が提言しにいくっていうところまでやるらしいです。

U-16 プロコンとかにも参加しているのもあって、中高生との接点にはとても興味があったので、見学にしにいくつもりだったんですが、まあなんか色々ありましてファシリテーターとして参加することになったのでした。

実際に高校生と話す機会ってのはこういうことがないとまずないので、非常に楽しかったです。誘っていただいて本当にありがたかったです。

その一方で、やっぱり色々と課題があるなあとも感じて。

ざっくり書くと、やりたいことを短時間に詰め込みすぎて結局何がしたいのかぼやけちゃっている。というのが全体を通した印象でした。ちょっと悪意のある表現をすると、教育関係のイベントでよくありがちって感じのやつ。

事前に準備をしていない知らない人たちが集まって 3 時間程度で出来ることってのは限られてるので、もう少し何か的を絞って出来るともっと有意義だっただろうなあと思うし、それはパワポを使った発表資料を作ることでは絶対に無いだろうなと思うわけです。

あとはちょっと運営に関わる人たちの統率されてなさもちょっと気になりました。それぞれがそれぞれの思惑を持って、それぞれの温度感で参加している感じで。ちょっと愚痴ると、せっかくファシリテーターが組み立てていた議論を横から違う話をしてくる人がいたり…(誰だかわかんなかったのでどう注意したらいいものやら分からなかったんですが、あとから話を聞くとその人は全国で同じことしてるらしくて、ちゃんと高校生のこと考えるならやっぱりしっかりと注意しておくべきだったなあと反省)。

そんな感じで、やっぱり参加する側も何求められているのか分からないので、結局「無難に発表をこなそう」となりがちで、せっかく答えがないテーマについて色々話す機会だったものを、うまく向き合わせてあげられなかったのが申し訳なかったなあ。と。

大人の自己満足ではない、本当に高校生のことを考えた活動をしたいなあと思ったのでした。